第3回「学校自慢エコ大賞」 実践活動部門 「大賞」 神奈川県横浜市立大道小学校
「森川里海をつなぐ自然再生〜ラムサール条約登録地をめざして〜」
 よみがえった都市中小河川のヨシを資源として、地域内で循環させるシステムを学校と地域と協働してつくりあげました。「森、川、里、海」のつながりを大切にしながら、川づくり、まちづくりを展開しています。学校創設50周年(平成5年6月26日)に、ふるさとの原風景(里山、蓮田、ため池、水田)を学校内に再現したことをきっかけに、活動を始め12年目になります。全国に先駆けた取組は、ヨシ原の保全と再生、そして活用という新しいステージに立ちました。
 森、川、里、海のつながりの中で、地域の自然・歴史的環境にふれ、豊かな感性と思いやりを持ち、環境にやさしい生活と自然豊かな環境づくりを目標に活動しています。
@ 川のめぐみのヨシを活用し、ふるさと侍従川に親しむ会と協 働で葦船を作り、海まで川下りを実施。ヨシズ、ヨシ紙等も製 作。地域内循環「大道システム」を構築しました。
@ 学校田における冬季湛水・不耕起・無農薬栽培とヨシ堆肥 による水環境に優しい環境保全型農法の実施。
@ 侍従川流域の水質・生物調査と清掃活動、ヨシの植栽やク ロメダカの放流、自然広場の保全活動と地域への情報発信。
@ 市民環境学習発表会、市大での海の森づくりフォーラムや環境学習会での成果発表、大阪府堺市の小学校など、全国の 環境保全実践校との交流。
川からまちに親しむ〜六浦津三艘泊から街道をいく
愛・大道博でヨシ笛コンサートを開催
↑愛・大道博でヨシ笛コンサートを開催。
アメージンググレースともののけ姫を演奏しました。川のからの恵みを現代の生活に生かします。
←川からまちに親しむ〜六浦津三艘泊から街道をいく。
はじまりの一滴との出会い〜侍従川の水源の森を探検する子どもたち
↑はじまりの一滴との出会い〜侍従川の水源の森を探検する子どもたち。
ヨシでクールビズした教室でヨシ紙を漉く子どもたち
↑ヨシでクールビズした教室でヨシ紙を漉く子どもたち。
小学生クルーが河口の野島湊に入津しました
↑安定感抜群の葦船だからできるこのポーズ!小学生クルーが河口の野島湊に入津しました。
「てるて姫(若水丸搭載)」(手前)と「大道っ子丸」(奥)
↑「てるて姫(若水丸搭載)」(手前)と「大道っ子丸」(奥)。葦船は、よみがえった清流のシンボルです。