![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 私は今、ラブアンドスマイルという惣開ボランティア団体で、地域清掃美化活動に参加しています。ラブアンドスマイルでは、毎月一回、地域を回って、みんなでごみ拾いをしています。また、渡り蝶アサギマダラが飛んでくる美しい町にしようと、惣開小学校で育てている絶滅危惧種に移行する恐れのあるフジバカマの苗を、地域の幼稚園や公民館に配ったりもしています。夏には、地域の文化史跡である住友の明治時代の旧家を清掃して、床をぴかぴかに磨いたりもします。みんなでクールチョイス運動を進めようと、ラブアンドスマイルの六年生が啓発ポスターを作成して、地域の施設に配りに行ったりもします。 ラブアンドスマイルは「出来るときに、出来る人がボランティア活動に参加しよう」と、子ども・保護者・先生・地域住民の九十人余りで、今年4月に結成されました。実は、そのきっかけは、私が去年、五年生の時に学習した環境問題がきっかけでした。大気汚染や温暖化・ごみ問題など世界中で環境問題を抱えていることを知って驚きました。私は「このままにしてはいけない」と思い、身近な所から自分に出来ることを始めようと考えました。そこで、まず環境問題を解決する第一歩は、自分達の住む町を美しくして、もっと住み良いまちにすることだと考え、活動を始めました。地域清掃をみんなでしようと考えて友達だけでなく多くの人にも参加してもらおうと思い、学校でチラシを作り、校内放送で呼びかけました。地域の公民館にも協力をお願いに行きました。私は第一回目の時、皆さんが本当に来てくれるのか、とても不安で一杯でしたが、約六十人、小さいお子さんから高齢者の方まで、たくさんの方が参加してくれました。二つのチームに分かれてショッピングモールの周りのごみを拾いながら歩くと、道路わきに捨てたタバコの吸がら、植え込みの奥のほうに押し込み、隠したように捨てたジュースの空き缶やペットボトルなど、本当に思っていた以上のごみが集まりました。終わってから、皆さんが笑顔で帰っているのを見て「地域がきれいになれば、笑顔がふえる。大好きな地域だから、もっときれいに、笑顔にできればいいな」と思いました。そして、去年の十一月から三月まで月に一回行ってきたこの活動を「みんなで続けていきたい」ということで「ラブアンドスマイル」という惣開ボランティア団体が結成されたのです。活動を始めて一年余りが経ち、今では地域全体が協力し合って、町を美しくすることが出来ています。地域も自分が一つステップアップしたような気持ちです。 今は、私たちは、「つながる笑顔で美しいまちづくり」と描いたTシャツを着て、幟を空一杯にはためかせながら、道行く人、県民が一目見て分かるような「見える化」の工夫をして取り組んでいます。私はこれからも身近な所からボランティア活動に取り組み、大好きな地域に笑顔を創る活動を行っていきます。 ![]() ![]() |