台湾北部（たいわんほくぶ）と南部（なんぶ）を結（むす）ぶ大動脈（だいどうみゃく）の西部幹線（せいぶかんせん）（縦貫線（じゅうかんせん））は1908年（ねん）に全線（ぜんせん）が開通（かいつう）しました。中部（ちゅうぶ）の大都市（だいとし）・台中（たいちゅう）を通（とおる）る山線（やません）（台中線（たいちゅうせん））の三義駅（さんぎえき）と后里駅（こうりえき）間（かん）は単線（たんせん）で急勾配（きゅうこうばい）が多（おお）かったため、1998年（ねん）、新線（しんせん）に切（き）り替（か）わり廃止（はいし）されましたが、旧線（きゅうせん）の沿線（えんせん）には豊（ゆた）かな自然（しぜん）や歴史的（れきしてき）な建造物（けんぞうぶつ）が残（のこ）され、自然（しぜん）と文化（ぶんか）、二（ふた）つの価値（かち）を備（そな）えた複合（ふくごう）遺産（いさん）として世界遺産（せかいいさん）の登録（とうろく）をめざしています。