台湾中部（たいわんちゅうぶ）の山岳地帯（さんがくちたい）を走（はし）る阿里山森林鉄道（ありさんしんりんてつどう）は、日本（にほん）の神社（じんじゃ）や寺院建築（じいんけんちく）に使（つか）われたことで知（し）られる檜（ひのき）などの森林資源輸送用（しんりんしげんゆそうよう）に1914年（ねん）に全線（ぜんせん）が開通（かいつう）し、その後（ご）、旅客輸送（りょきゃくゆそう）も始（はじ）められました。軌間（きかん）はわずか762ミリの世界（せかい）でもユニークな登山鉄道（とざんてつどう）であるとともに、標高差（ひょうこうさ）2200メートルの山岳地帯（さんがくてつどう）を走（はし）る車窓（しゃそう）からは、世界（せかい）でも珍（めずら）しい熱帯（ねったい）・亜熱帯（あねったい）・温帯植物（おんたいしょくぶつ）の垂直分布（すいちょくぶんぷ）も見（み）られ、鉄道（てつどう）とともに、世界遺産（せかいいさん）（自然遺産（しぜんいさん））への登録（とうろく）を目指（めざ）しています。