武士（ぶし）の魂（たましい）といわれる日本刀（にほんとう）は、信仰（しんこう）の対象（たいしょう）ともなり、権威（けんい）の象徴（しょうちょう）ともなってきました。また、日本刀（にほんとう）は武器（ぶき）ですが、その美（うつく）しい姿（すがた）や刃文（はもん）から日本（にほん）が誇（ほこ）る優（すぐ）れた美術品（びじゅつひん）です。刃文（はもん）の文様（もんよう）はたくさんの種類（しゅるい）があり製作時代（せいさくじだい）や刀鍛冶（かたなかじ）（刀工（とうこう））によって違（ちが）います。刃文（はもん）には透（す）かして見（み）ると星（ほし）のようにきらきらと見（み）える沸（にえ）、かすんだ雲（くも）のような匂（におい）などがあります。