荒川（あらかわ）さんは、これまで主（おも）に固体（こたい）ロケットの開発（かいはつ）、運用（うんよう）に取（と）り組（く）んできました。現在（げんざい）は、鹿児島県（かごしまけん）にあるJAXA 内之浦（うちのうら）宇宙空間観測所（うちゅうくかんかんそくじょ）に勤務（きんむ）しています。
　2013年（ねん）夏（なつ）、内之浦（うちのうら）宇宙空間観測所（うちゅうくうかんかんそくじょ）は大忙（おおいそが）しでした。7月（がつ）には観測（かんそく）ロケットS-310-42号機（ごうき）とS-520-27号機（ごうき）の打（う）ち上（あ）げに成功（せいこう）。9月（がつ）にはイプシロンロケット試験機（しけんき）の打（う）ち上（あ）げに成功（せいこう）しました。
　特（とく）にイプシロンは新（あたら）しいロケットであったため、打（う）ち上（あ）げの直前（ちょくぜん）まで本当（ほんとう）にいろいろなことが起（お）こりました。無事（ぶじ）に成功（せいこう）した時（とき）、うれしいというよりホッとした気持（きも）ちの方（ほう）が強（つよ）かったと、荒川（あらかわ）さんはふり返（かえ）ります。