産経子どもニュース「育て！子どもたち」：日本の陶磁器●唐津焼

2025 年（ねん） 5 月（がつ） 3 日（か）土曜日（どようび）憲法記念日（けんぽうきねんび）

第（だい）1681号（ごう） 2013年（ねん）10月（がつ）3日（か）発行（はっこう）

日本の陶磁器●唐津焼

日本（にほん）の陶磁器（とうじき）
●唐津焼（からつやき）

陶磁器（とうじき）は、粘土（ねんど）、ケイ石（せき）、長石（ちょうせき）などを原料（げんりょう）にして、形（かたち）を作（つく）り、高温（こうおん）で焼（や）いたものです。焼（や）きものともいわれます。原料（げんりょう）をまぜて作（つく）った素地（そじ）の性質（せいしつ）、うわぐすりのあるなし、焼（や）く温度（おんど）から、土器（どき）、陶器（とうき）、炻器（せっき）、磁気（じき）の4種類（しゅるい）に分（わ）けられます。唐津焼（からつやき）は、佐賀県（さがけん）北西部（ほくせいぶ）の唐津市（からつし）から長崎県（ながさきけん）北部（ほくぶ）にかけて作（つく）られている日本（にほん）を代表（だいひょう）する陶器（とうき）のひとつです。


	唐津焼（からつやき）は、16世紀（せいき）に豊臣秀吉（とおとみひでよし）が朝鮮出兵（ちょうせんしゅっぺい）の際（さい）に連（つ）れ帰（かえ）った陶工（とうこう）たちによって始（はじ）められたといわれています。安土桃山時代（あづちっもやまじだい）に茶道（さどう）が流行（りゅうこう）したことから発展（はってん）し、茶道（さどう）の世界（せかい）では、古（ふる）くから茶碗（ちゃわん）の順位（じゅんい）として「１楽（らく）２萩（はぎ）３唐津（からつ）」（1位（い）が楽焼（らくやき）、2位（い）が萩焼（はぎやき）、3位が唐津焼（からつやき））といわれてきました。唐津焼（からつやき）の特徴（とくちょう）は、あまり色（いろ）を使（つか）わずに土（つち）の色（いろ）をいかしているところです。


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