宇宙（うちゅう）ステーション補給機（ほきゅうき）き「こうのとり」（HTV）は、国際宇宙（こくさいうちゅう）ステーション（ISS）へ宇宙飛行士（うちゅうひこうし）の生活物資（せいかつぶっし）や実験装置（じっけんそうし）などを運（はこ）ぶ無人（むじん）の宇宙輸送機（うちゅうゆそうき）です。
　こうのとりは、全長（ぜんちょう）10m、最大直径（ちょっけいさいだい）4.4m、質量（しつりょう）10.5トン。観光（かんこう）バスほどの大（おお）きさで、缶（かん）ジュースのような円筒形（えんとうけい）をしています。最大（さいだい）で6トンの荷物（にもつ）を運（はこ）ぶことができます。スペースシャトルが退役（たいえき）した後（あと）、ISSへ船外用物資（せんがいようぶっし）や大型装置（おおがたそうち）など、大（おお）きな荷物（にもつ）を運（はこ）べるのは日本（にほん）のこうのとりだけです。
　こうのとりは、日本（にほん）で一番（いちばん）力持（ちからも）ちのH-??Bロケットで種子島（たねがしま）宇宙（うちゅう）センターから打（う）ち上（あ）げられます。2012年度（ねんど）には、こうのとり3、4号機（ごうき）の打（う）ち上（あ）が予定（よてい）されています。