都電（とでん）の前身（ぜんしん）は馬車鉄道（なしゃてつどう）で、電化（でんか）された路面電車（ろめんでんしゃ）が走（はし）り出（だ）したのは1903年（ねん）（明治（めいじ）36年（ねん））です。次々（つぎつぎ）と新（あたら）しい路線（ろせん）が建設（けんせつ）され、最盛期（さいせいき）の1950年代（ねんだい）には路線（ろせん）の長（なが）さは214キロ、路面電車（ろめんでんしゃ）は1200両（りょう）もありました。きめ細（こま）かな路線網（ろせんもう）は現在（げんざい）の地下鉄以上（ちかてついじょう）で、都民（とみん）にとって大切（たいせつ）な交通機関（こうつうきかん）でした。