白石（しらいし）さんは、昨年（さくねん）9月（がつ）に宇宙（うちゅう）ステーション補給機（ほきゅうき）（HTV）の打（う）ち上（あ）げに成功（せいこう）したH-IIBロケットの発射指揮者（はっしゃしきしゃ）として発射整備作業（はっしゃせいびさぎょう）を指揮（しき）しました。
　発射指揮者（はっしゃしきしゃ）として、ロケットの発射（はっしゃ）ボタンを押（お）す任務（にんむ）を担当（たんとう）。万（まん）が一（いち）の時（とき）には緊急停止（きんきゅうていし）ボタンを押（お）します。小柄（こがら）な白石（しらいし）さんは、座（すわ）ったままではボタンに手（て）が届（とど）きません。そして管制室（かんせいしつ）で働（はたら）く人（ひと）全員（ぜんいん）の様子（ようす）を見（み）ながらその空気（くうき）を感（かん）じながら、指揮（しき）を執（と）りたいという強（つよ）い思（おも）いから立（た）ち上（あ）がって任務（にんむ）にあたりました。
　ロケットの打（う）ち上（あ）げは、繊細（せんさい）な仕事（しごと）の積（つ）み重（かさ）ねです。大勢（おおぜい）の仲間（なかま）とのチームワークが大切（たいせつ）です。発射指揮者（はっしゃしきしゃ）の仕事（しごと）は、チームワークの集大成（しゅうたいせい）といえます。