これまで、アメリカやロシア、ヨーロッパが金星（きんせい）に探査機（たんさき）を送（おく）ってきました。金星（きんせい）は、高温（こうおん）・高圧（こうあつ）の地獄（じごく）のような世界（せかい）であること、厚（あつ）い二酸化炭素（にさんかたんそ）の雲（くも）に包（つつ）まれていること、表面（ひょうめん）には活発（かっぱつ）な火山活動が（かざんかつどう）あったことなどがわかっています。
　打（う）ち上（あ）げを2010年（ねん）夏（なつ）に予定（よてい）している、日本初（にほんはつ）の金星（きんせい）探査機（たんさき）プラネットＣは、金星（きんせい）全体（ぜんたい）の気象現象（きしょうげんしょう）や地表（ちひょう）などを観測（かんそく）し、金星（きんせい）に吹（ふ）き荒（あ）れる暴風（ぼうふう）「スーパーローテーション」がなぜ起（お）こるのか、その謎（なぞ）を探（さぐ）ります。