小惑星（しょうわくせい）リュウグウの試料（しりょう）が入（はい）っているとみられる探査機（たんさき）「はやぶさ２」のカプセルが、昨年（さくねん）の日本（にほん）時間（じかん）12月（がつ）6日（か）午前（ごぜん）3時（じ）ごろ、オーストラリアの砂漠（さばく）に着陸（ちゃくりく）し、約（やく）6年（ねん）ぶりに地球（ちきゅう）に帰還（きかん）しました。宇宙航空研究開発機構（うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこう）（ＪＡＸＡ）の宇宙科学研究所（うちゅうかがくけんきゅうじょ）（神奈川県相模原市（かながわけんさがみはらし））でカプセル内部（ないぶ）を調（しら）べたところ、大（おお）きさ数（すう）ミリの多量（たりょう）の黒（くろ）い砂（すな）を確認（かくにん）することができました。重量（じゅうりょう）は5.4グラムで、目標（もくひょう）収量（しゅうりょう）の0.1グラムを大幅（おおはば）に上（うわ）回（まわ）りました。今後（こんご）詳（くわ）しく分析（ぶんせき）することで、太陽系（たいようけい）の成（な）り立（た）ちや生命（せいめい）の起源（きげん）を探（さぐ）る研究（けんきゅう）に役（やく）立（だ）つと期待（きたい）されています。