産経子どもニュース「育て！子どもたち」：自然がつくる●アブラハム湖のアイスバブル（カナダ）

2025 年（ねん） 5 月（がつ） 3 日（か）土曜日（どようび）憲法記念日（けんぽうきねんび）

第（だい）1948号（ごう） 2020年（ねん）7月（がつ）2日（にち）発行（はっこう）

自然（しぜん）がつくる
●アブラハム湖（こ）のアイスバブル（カナダ）

カナディアンロッキーのふもと、アルバータ州（しゅう）のアブラハム湖（こ）はアイスバブルで有名（ゆうめい）です。真冬（まふゆ）の気温（きおん）が零下（れいか）20℃にもなる谷間（たにま）の湖（みずうみ）で、常（つね）に強風（きょうふう）が吹（ふ）きつけて雪（ゆき）が飛（と）ばされるため、アイスバブルが観賞（かんしょう）できる確率（かくりつ）が高（たか）いといわれています。


	アイスバブルは白（しろ）く氷（こおり）のように見（み）えますが、正体（しょうたい）はメタンガスです。湖（みずうみ）の底（そこ）に沈（しず）んだ枯（か）れた植物（しょくぶつ）や動物（どうぶつ）の死骸（しがい）などが微生物（びせいぶつ）によって分解（ぶんかい）されると、メタンガスが発生（はっせい）します。それが気泡（きほう）となって湖面（こめん）に浮（う）かび上（あ）がる途中（とちゅう）に、白（しろ）く凍（こお）ったものがアイスバブルです。


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