産経子どもニュース「育て！子どもたち」：擬態⑤●ヤマビタイヘラオヤモリ

2025 年（ねん） 5 月（がつ） 3 日（か）土曜日（どようび）憲法記念日（けんぽうきねんび）

第（だい）1944号（ごう） 2020年（ねん）6月（がつ）4日（にち）発行（はっこう）

擬態（ぎたい）⑤
●ヤマビタイヘラオヤモリ

ヤマビタイヘラオヤモリは東（ひがし）アフリカの島（しま）、マダガスカルにすむヘラオヤモリの仲間（なかま）です。尾（お）がヘラのように平（ひら）たいので、この名（な）がつけられました。ザラザラとした皮膚（ひふ）をもち、樹皮（じゅひ）に擬態（ぎたい）します。全長（ぜんちょう）18㌢㍍ほどで、体色（たいしょく）はみな違（ちが）います。


	たいていは樹（き）の幹（みき）に頭（あたま）を下（した）に向（む）けて張（は）り付（つ）き、四肢（しし）を体（からだ）にぴったりと密着（みっちゃく）させています。このとき、後肢（こうし）を平（ひら）たい尾（お）の下（した）に隠（かく）すだけでなく、体（からだ）の両側（りょうがわ）にあるひだで幹（みき）との隙間（すきま）を埋（う）めてしまいます。こうなると、体（からだ）が隠（かく）れてしまので、幹（みき）にしか見（み）えなくなってしまいます。


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