産経子どもニュース「育て！子どもたち」：世界の学校生活●⑩シリア

2025 年（ねん） 5 月（がつ） 3 日（か）土曜日（どようび）憲法記念日（けんぽうきねんび）

第（だい）1896号（ごう） 2019年（ねん）2月（がつ）7日（にち）発行（はっこう）

世界の学校生活●⑩シリア

世界（せかい）の学校（がっこう）生活（せいかつ）
●⑩シリア

シリアの教育（きょういく）制度（せいど）は日本（にほん）と同（おな）じ6・3・3制（せい）で、小学校（しょうがっこう）6年間（ねんかん）が義務（ぎむ）教育（きょういく）です。外国語（がいこくご）教育（きょういく）に力（ちから）を入（い）れるなど、教育（きょういく）水準（すいじゅん）の高（たか）い国（くに）でしたが、2011年（ねん）、民主化（みんしゅか）運動（うんどう）から発展（はってん）した内戦（ないせん）で子（こ）どもたちを含（ふく）めて35万（まん）人（にん）以上（いじょう）が犠牲（ぎせい）になり、学校（がっこう）も破壊（はかい）されてほぼ100%だった就学率（しゅうがくりつ）は半分（はんぶん）以下（いか）になってしまいました。


	国連（こくれん）によると全（ぜん）人口（じんこう）2240万（まん）人（にん）の半分（はんぶん）以上（いじょう）が家（いえ）を追（お）われ、560（まん）人（にん）が国外（こくがい）へ脱出（だっしゅつ）しました。学校（がっこう）へ行（い）けない子（こ）どもは300万（まん）人（にん）といわれます。難民（なんみん）となって隣国（りんごく）トルコやヨルダン、レバノンなどに逃（のが）れた子（こ）どもたちも教育（きょういく）はおろか、満足（まんぞく）な生活（せいかつ）も出（で）来（き）ないのが実情（じつじょう）で、一日（いちにち）も早（はや）い平和（へいわ）の回復（かいふく）が待（ま）たれます。


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