産経子どもニュース「育て！子どもたち」：世界の学校事情①●インド

2025 年（ねん） 5 月（がつ） 7 日（か）水曜日（すいようび）

第（だい）1866号（ごう） 2018年（ねん）4月（がつ）19日（にち）発行（はっこう）

世界の学校事情①●インド

世界（せかい）の学校（がっこう）事情（じじょう）①
●インド

人口（じんこう）13億（おく）人（にん）を超（こ）え、日本（にほん）の8.7倍（ばい）の国土（こくど）を持（も）つインドには22の公認（こうにん）された言語（げんご）があります。公立（こうりつ）学校（がっこう）ではインドで最（もっと）も多（おお）くの人（ひと）に話（はな）されている公用語（こうようご）のヒンディー語（ご）が多（おお）く使（つか）われていますが、私立（しりつ）学校（がっこう）では準公用語（じゅんこうようご）の英語（えいご）で授業（じゅぎょう）が行（おこな）われています。また、伝統的（でんとうてき）に理数系（りすうけい）が得意（とくい）といわれ、数字（すうじ）のゼロもこの国（くに）で生（う）まれました。世界（せかい）のIT産業（さんぎょう）で活躍（かつやく）する優秀（ゆうしゅう）な人（ひと）が多（おお）い理由（りゆう）の一（ひと）つです。


	インドでは5年間（ねんかん）の小学校（しょうがっこう）と3年間（ねんかん）の中学校（ちゅうがっこう）が義務（ぎむ）教育（きょういく）で、法律（ほうりつ）によって無償（むしょう）で教育（きょうく）を受（う）ける権利（けんり）が与（あた）えられています。しかし地域差（ちいきさ）が大（おお）きく、地方（ちほう）の農村部（のうそんぶ）では農作業（のうさぎょう）などに従事（じゅうじ）して学校（がっこう）へ行（い）けない子（こ）どもや、入学（にゅうがく）しても卒業前（そつぎょうまえ）に中途（ちゅうと）退学（たいがく）する子（こ）どもが多（おお）く深刻（しんこく）な社会問題（しゃいかいもんだい）となっています。都市（とし）では校舎（こうしゃ）や教師（きょうし）が不足（ふそく）しているため、授業（じゅぎょう）は午前（ごぜん）と午後（ごご）の2部（ぶ）制（せい）をとっている学校（がっこう）もあります。


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